ダイレクト出版の月間ビジネス選書11月号は『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』です。
最近はやりのサブスクリクションというビジネスモデルの構築方法について書かれた一冊でした。
本稿では、『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の概要や目次、読むメリットなどをまとめています。
購入前の参考にしていただければ幸いです。
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の概要
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の目次
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』を読むメリット
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』を読まないデメリット
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の問題点とは?
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』と内容が似ている本はどれ!?
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』をおススメしたい人
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』がおススメな理由
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』にも返金保証付き!?
- 『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』のまとめ
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の概要
タイトルの通りで、サブスクモデルを作る方法論を説いた一冊です。
専門外な分野なので読んでいてわからない部分もあったのですが、事例が豊富に取り上げられている点は面白かったです。
こんなサブスクモデルがあるのか!
と面白く読めました。
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の目次
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の目次がこちら。
INTRODUCTION:永続的な取引のために
なぜ永遠を目指すのか
・永続的な取引とは何か?
・本書の読み方第1部 開始
1:永続的な世界への入り口
永続的な取引を実現するために必要なこと
・ビジネスモデルの詳細を検討する
・会員制ビジネスの原則に、規模は関係ない
・会員制ネイティブに生まれ変わる2:永続への準備
あなたの組織を永続的な取引中心に変貌させる
・組織の準備の程度を自己評価する
・あなたの組織を診断しよう3:投資対効果検討書
永続は計画から始まる
・顧客の立場から会員制の利点を考える
・投資対効果検討書はなぜ重要か
・試験導入は、投資対効果検討書を練ってからスタートする4:価値ある展望と約束
優良顧客を見極め、永続的な約束を決める
・永続的な約束を明らかにする
・優良顧客の発見
・ワインにまつわる永続的な取引の実際5:リーダーを選ぶ
プロセスにふさわしい人たちを担当者に任命する
・戦略の各段階で必要とされる人材のスキル
・ケーススタディ:Hagerty社の3つのチーム
・組織のあらゆる部署とコミュニケーションを取る6:試験導入
マーケティングテストのための実験
・小さく始める
・「永遠を始める」ためのブレインストーミング
・試験導入を確実に実施するための準備
・知見と手段を使って、リスクや障害を乗り越える7:試し、学び、調整する
プロジェクト前進に必要な知見と手段を得られるテストを実施する
・組織全員に会員制の展望を説明し、戦略を受け入れてもらう
・ケーススタディ:FabFitFun
・失敗から学ぶ-多くの組織が永続への旅を諦めてしまう原因
・マーケティングテストを構想し、いかに実施するか
・集中力と勢いを途切れさせない第2部 規模の拡大
8:参加者とともに歩む
感情を利用し、文化を変貌させ、共通の展望を描く
・感情的な抵抗がプロジェクトの進行を妨げる
・組織の文化を変える-成功の指標を、顧客に置く
・将来の展望を組織で共有する9:買収による規模拡大
買収に向いている会社、向いていない会社
・買収すべき理由、一から始めるべき理由
・Under Armourのデジタル戦略10:障壁
失敗の主な原因6つと、その回避方法
・問題1:組織や技能とギャップ
・問題2:カニバリゼーション(共食い)の心配
・問題3:中間業者への対応
・問題4:技術的な問題
・問題5:思いがけない障害の出現
・問題6:期待はずれの結果11:約束を守る
規模拡大に対応できる技術を選ぶ
・ソリューションの選択肢が多すぎる
・バイヤーが経験不足である
・必要なものがわからない
・ソフトウエアの選択-あなたは何をしたいのか?12:価格設定戦略
シンプルな料金設定でスタートし、変更できる余地を残しておく
・価格設定に着手する
・上級者向け5つの価格設定戦略13:検証のための指標
長期的な関係を築くダッシュボードを組み立てる
・Netflixによる指標への新たなアプローチ
・主な指標とその使い方
・指標を使う上での課題と間違い第3部 維持
14:近道の罠
永遠は長い。しかし、短期主義には陥らない
・「何が何でも成長さえる」問題
・「価値を最後の一滴まで搾り取る」問題
・金のなる木問題(実る前に収穫するな)15:改善を繰り返す
製品と価格設定によって、価値を提供し続ける
・永続的な約束が有意義であり続けるための微調整
・盛り込みすぎには要注意
・市場から目を離さず、顧客のニーズに丁寧に応える16:永遠の若さを保つ
会員とともに時代遅れになるリスクを避ける
・高い忠誠心を持つ既存の顧客がもたらす負の側面
・新鮮であり続けるためのシンプルなガイドライン17:サブスクリプション疲れ
多すぎる選択肢、複雑な料金設定、巧みに契約させようとする企業
・サブスクリプションが多すぎる!
・オプションが複雑で、料金設定が理解できない
・解約したくても解約できない18:世界で展開する
永続的な取引をグローバルに広げる
・あなたの決断は世界中の監視下にある
・グローバル化に伴う難題と機会
・複雑なシステムゆえの難しさ
・永続的な取引は我が国だけの現象ではない19:ビジネスチャンス
変化の最先端に立ち、有利に事業を進めるために
・トレンド1:会員制ビジネスはデジタル業界から製造業へ
・トレンド2:成熟企業がスタートアップから学んでいる
・トレンド3:ポイントサービスからプレミアム会員への移行
・トレンド4:患者重視の医療に変わりつつある医療業界
引用元:『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』より
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』を読むメリット
本書では安易にサブスクモデルを築こうとしているならやめましょうと警鐘を鳴らしています。
なぜかというと、理念や価格帯といった様々な要素をしっかり作らないと、一見良さそうなサブスクモデルを確立しても失敗するからだそうです。
したがって、本書を読むことで、どこに注意を向けてどんな施作をすれば良いのかを学ぶことができます。
詳説したいところなのですが自分が読みこなし切れていなくて理解が及びませんでした^^;
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』を読まないデメリット
興味のない方は特に読む必要のない1冊です。
特に文字が小さく300ページ弱もあるので、読み切るだけでも結構な時間がかかります。
あと個人的にはより事例をもってきて欲しかったなぁと思いました。
ただ、サブスクモデルを取り入れようとしている企業の方々には一度読んでみて、どんなところに気を付ければ良いのか?という点を注意しながら読んでもらって事業の柱を作っていってほしいです。
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』の問題点とは?
文字数が多いという点です(笑)
私はダイレクト出版の月間ビジネス選書(毎月翻訳本が1冊送られてくる)を年間定期購読しているのですが・・・今回のは2020年の中でも一番読むのがきつかったです^^;
個人的にサブスクモデルを導入する状況にないというのも大きな原因ではあったのですが・・・。
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』と内容が似ている本はどれ!?
このジャンルの本を初めて読んだので、どんな本が出ているのかを知りませんでした。
が、やはり色々出版されていますね^^;
アマゾンで『サブスク』と検索しただけでも結構な数出てきました。
上記はアマゾンでも評価の高かったサブスク本の2冊です。
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』をおススメしたい人
当然、サブスクモデルを導入したい企業様、これからサブスクモデルを取り入れようかとしているスタートアップ企業様、サブスクモデルの導入を検討している個人事業主様です。
それ以外の方はビジネス教養として知っておきたい方なら読んでも良いと思いますが、それなら日本人が書いた、より軽いビジネス書のサブスク本を読まれた方が効率的です。
本書はとにかく読むのに時間がかかりますので^^;
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』がおススメな理由
とくにし!
やはりサブスクに興味のない人間が読んでも得られるものはなかった、という印象。
とはいっても、自分が起業する際にはサブスクモデルの導入は検討に値するなと強く感じています。
というのも、個別に販売する従来の方法だと商品を売った時点で関係が一度終了してしまいます。
ですが、サブスクモデルで契約しているお客様なら契約期間中はずっと関係が継続しています。
関係が継続しているということは売上も継続するというわけです。
とくにIT系のサービスを提供している企業との相性が強いので、新規でIT関連サービスを提供しようとされている企業の方は個別販売方式よりサブスクモデルの導入を検討した方が収益率が上がる可能性が高くなります。
実際、マイクロソフトはサブスクモデルに舵を切りましたよね^^
従来はofficeソフトのパッケージ版とサブスクモデルの365版(名前変わったんですっけ?)を出していましたがサブスクモデルを強化しました。
パッケージ版は廃止とのことです。
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』にも返金保証付き!?
販売ページがまだ見つかりませんでしたが、多分90日間返金保証が付くと思いますよ^^
『定期収入が欲しい事業化のためのサブスクモデルの作り方』のまとめ
私には難しく感じた1冊でしたが、2・3回重ねて読めば理解できるレベルの1冊です。
かなり戦略的にサブスクモデルを考えられていた印象だったので、サブスクモデルの導入が気になっている方は読んでみてはいかがでしょうか^^